2024年5月
サザエさん通り(福岡市早良区)
百道の海岸散歩中に登場人物発案
福岡市早良区にあるサザエさん通りを紹介します。
戦後すぐ、新聞社からの漫画連載の依頼で生まれたのが「サザエさん」です。「サザエさん」は、昭和21年福岡の地方紙「夕刊フクニチ」から連載が開始されました。「サザエさん」の作者、長谷川町子さんは、幼少期、戦中戦後を福岡で過ごしました。福岡市早良区は、サザエさんが生まれ育ったゆかりの地であり、西南学院大学や、シーサイドももちの海岸で漫画「サザエさん」にエピソードなどが描かれていて、町子さんとの関わりが深い町です。
2012年5月27日、漫画「サザエさん」の作者であり、漫画家として初めて国民栄誉賞を受賞された長谷川町子さんゆかりの地として、脇山口交差点からシーサイドももち海浜公園までの約1.6キロの道に「サザエさん通り」という名前がつけられました。町子さんは百道の海岸を散歩しながら、国民的人気漫画「サザエさん」の登場人物サザエ、カツオ、ワカメなどの名前を発案しました。通りの中ほどにある磯野広場に、長谷川町子さんが、漫画「サザエさん」のキャラクターを発案した場所に記念碑」ができ、2017年にはサザエさん通りに面する西南学院大学の前に「町子先生とサザエさん」の銅像も建てられました。
※銅像横の案内には、長谷川町子さんが西南学院の近くに住んでいた時のエピソードが書かれています。
2024年5月